大徳寺の22塔頭のひとつ、
三玄院です。
通常拝観不可。
毎月28日(千利休の月命日)にお茶会が開かれています。


天正17年(1589年)
浅野幸長、石田三成、森忠政が
春屋宗園(しゅんおくそうえん)を開祖として建立し、
2014年NHK大河主人公・黒田官兵衛の長男
長政や
小堀遠州、
長谷川等伯などの名立たる著名人がここで禅宗を学んだといわれています。
気になるのはやはりコチラ


石田三成といえばもう。
この辺に関しては腐女子と言われてもまぁ否定しません

歴史人12月号『敗者の戦国史』では表紙かざってます。
私は高校では世界史選択だったので
日本の歴史の知識は中学校どまりなんですが、
中学だと関ヶ原と徳川家康だけ学んで三成って教科書に載ってたっけ?レベル。
小さいときに親からもらった偉人伝にも家康は載ってたけど三成かすりもせず。
そういえば、永青文庫の細川家至宝展で、
家康が関ヶ原の戦いのあとに
『三成を捕縛したので引き回しにいくから観に来てね』と忠興に宛てた書状を見て
なんともいえずムッキャーと腹が立ったのを思い出しました

忠興サイドからすれば、三成のせいでガラシャが自害したわけだから
家康の心遣いというふうになるんですけれども。
双方から客観的に歴史を眺めるのって難しいです。

外から見られるのはここまで。
やはり非公開でもとてもきれいに整備されています。

内部は通常非公開のため、手持ちのパンフや写真集から抜粋。
方丈及び前庭。

本堂(方丈)の襖絵は原在中筆の四季花鳥図、八方睨みの虎。
龍の八方睨みは観たことがありますが、虎はないので是非観てみたいですね

方丈前庭別角度から。

古田織部好みのお茶室 篁庵(三畳台目) 江戸時代建立
織部は戦国~江戸時代の武将・茶人で、利休七哲のひとり。

墓地には
春屋宗園、石田三成、森忠政、古田織部、薮内剣仲のお墓があります。
浅野幸長は三成と対立したからかお墓はここにはないですね。
ちなみに
森忠政(森可成の6男。蘭丸の弟)の死因は桃の食中毒だそうです

三成さん、危ないのは柿だけではないですよぅ。
せっかく学生時代茶道部に在籍してたので、
機会があればぜひお茶会に行ってみたいと思います


大徳寺 三玄院
京都市北区紫野大徳寺町53
通常非公開
パルカポリタン美術館(06/26)
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