FC2ブログ

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

web拍手 by FC2


にほんブログ村 猫ブログへ  

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

リンパ 腫UW25 protocol Week2 シクロホスファミド1回目

先日、腎臓型リンパ腫StageⅢと診断された伊吹。

先生から治療の選択肢をいくつか説明していただいたんですが

伊吹はまだ1歳。
飼主としてはとにかく元気で長生きして欲しい。

がっつりとできる限りの治療をすることにしました。
一番寛解が長く得られる代わり、副作用発現率も高い方法です 

ウィスコンシン大学で作成されたリンパ腫の化学療法プロトコール
UW-25(6-month modified version of University of Wisconsin-Madison chemotherapy protocol)

海外のサイトですがこちらで詳しく知ることができます。
Lymphoma chemotherapy Protocol 1: Modified UW-Madison (UW 25)



伊吹の場合やや変法になっていて、Week1でビンクリスチンを使ってませんが、
昨日の朝Week2のシクロホスファミド(商品名エンドキサン)投与を受けてきました。

初回の化学療法の副作用で緊急入院となり命の危険まで覚悟した経緯から
とかく心配で今日の午前まで休みをとって、じーっと見守っておりました

初回のアスパラギナーゼで腫瘍溶解症候群を起こすほど一気に腫瘍が縮んだので
再度それを起こすことがないのはわかってましたが
それでも抗がん剤を使うってなるとどんな副作用が出るか心配で心配で…



結果、ご機嫌です。

20140403 017




シクロホスファミド(cyclophosphamide; CPA):商品名 エンドキサン について
※エンドキサン添付文書情報→http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/4211401D1033_1_13/

アルキル化剤に分類されるる抗がん剤。
腫瘍細胞のDNA合成を阻害して増殖を停止します。
もう少し詳しくいうと、腫瘍細胞のDNA、RNAに共有結合(アルキル化)して
二重らせん構造に架橋形成し、転写・複製を阻害する働きをしますが、
S期(DNA合成期)、G2期(RNA・タンパク合成期)に作用して
M期(細胞分裂期)への移行を遅らせるようです。


副作用は骨髄抑制や悪心・嘔吐、胃腸出血、間質性肺炎、心不全、抗利尿ホルモン不適合分泌症候群 (SIADH)などですが、最も有名なのが出血性膀胱炎
シクロホスファミドはプロドラッグとして投与され、
肝臓でCYP2D6によって代謝されて効果を発揮するんですが
代謝物が膀胱に貯留することで無菌性の膀胱炎を起こして血尿を出すというものです。
ひどいときは一気に貧血が進行するほど出血するそうで。

予防にはウォッシュアウトするのが一番、ということで
利尿剤(フロセミド:商品名ラシックス)を投与、
さらに皮下点滴で輸液負荷をかけます。

たくさんおしっこをしてもらうことになるんですが、
我が家はトイレは那智と共同。
代謝物が混じったおしっこのついた砂を那智が触って
さらにその手を舐めでもしたら大変なので、
(※尿中に排泄されるのは大部分が不活性代謝物だそうです)
トイレはまめに掃除。ついでに血尿がないかチェック。

さらに夕方に経口の利尿剤も内服させます


伊吹はもともと猫にしては珍しくよく水を飲む子なので、
その点はなかなかありがたかったです


骨髄抑制が顕著になると白血球が減少し感染リスクが上がるので
念のために内服の抗生物質も処方されました。


点滴本体に吐き気止めも入れていただいていたおかげで吐くこともなく
むしろ元気いっぱいで那智のごはんも奪いにいく有り様。


見る限り副作用もないようで元気にしています



すごい得意げな顔。

20140403 031

でもおハゲばっかり。

人間でもそうですけど、抗がん剤を静脈投与するときは決して漏れてはいけないので
(細胞毒性のある薬が血管から漏れたら、正常組織まで壊死してしまうから)
腕にサーフロを留置して、ルートを確保してからの投与だったので
そのときにじょりじょりっと剃られました。

前回入院時の点滴もあって両腕におハゲ。

さらにおなかはエコー検査のために大幅に刈られてるので田園畑ばりに見事なもんです。



さらにプレドニゾロン(商品名プレドニン)の内服も始まりました。

ステロイドというと、人間では使い続けるとあれやこれやと副作用が出てくるイメージですが
猫は小動物の中でもステロイドに強いそうで、
人間はいうなればウサギレベルだそうです

というわけで伊吹も満月様顔貌にはならなくてすむようです






※費用について(再診料、諸検査費用除く)

エンドキサン ¥2000
静脈カテーテル留置 ¥2000
利尿剤ラシックス ¥500
プレドニゾロン ¥300
皮下注射 ¥500
制吐剤セレニア ¥1000
皮下点滴 ¥1200
内服利尿剤 ¥100
内服抗生剤
――――――――――――
               








web拍手 by FC2


にほんブログ村 猫ブログへ  

| 伊吹の闘病日記 | 23:38 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

伊吹くん、頑張って下さい。
祈りの先には何かしら光が差すと私は感じています。
お辛いでしょうに、詳細なレポートを感謝します。
どうか好転しますように。

| sakki | 2014/04/05 01:45 | URL |

>sakkiさん

はじめまして。
コメントいただきありがとうございます。
おかげさまで今のところ伊吹はとても元気にしています。
HP拝見しました。
地域猫のために大変な活動をされているんですね。
少しでも情報としてお役に立てれば幸いです。
適宜加筆修正もしていく予定ですので
よければまたいらしていただけると嬉しいです。

| パルカポリタン美術館 | 2014/04/05 21:47 | URL |















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://parukaporitanmuseum.blog.fc2.com/tb.php/112-11808d85

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。